大学院総合理工学研究科は、研究科固有の「基幹講座」と、本研究科以外の学内組織の教員による「協力講座」とからなっています。協力講座では、各研究所やセンターなどの教員が協力しています。また、基幹講座には、学外からの協力を得る工夫もされています。これは学外の高度な研究水準の官民の多様な研究所から連携教員を招聘するもので、基幹講座のメンバーとして緊密な関係のもと教育研究を行っています。
本研究科は学部を持たない、大学院中心の組織です。11専攻からなる大きな研究科ですが、各専攻の研究分野は大きく3つのグループにまとめることができます。「研究・教育」のWebページに示すように、これらを、物質材料系、環境エネルギー系、システム情報系と呼んでいます。これは便宜的な分け方なので、分野の表現が大雑把です。そこで、各専攻とそれぞれの関連分野をマトリックスで示したのが、「研究・教育」のWebページの「各専攻と関連分野」の表です。本研究科は、このように幅広い領域をカバーしています。
また、本研究科では通常の研究者博士とともに、今後、社会から求められる新たな博士像である、高度科学技術専門家の養成にも力をいれています。このことを特に進めるため、2010年度から「複合創造領域」を設置しました。この領域には、博士課程の特別教育研究コースがあり、色々な特典をもつ魅力的なものとなっています。コースは、重点プロジェクトサブコース、ワイドキャリアサブコース、融合デザインサブコースの3つからなります。
東工大を象徴する科学(Science)と技術(Engineering)のツバメが、学術的(Interdisciplinary)環境に向かい軽やかに飛び集まる様子を図示しています。