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化学環境学専攻(資源化学研究所)の吉沢道人准教授,知能システム科学専攻の高安美佐子准教授の研究室に,大学の広報センターの取材がありました。
研究室紹介記事については,大学のホームページで近日中に公開予定とのことです。
※9月17日追記 吉沢先生の記事が下記ページに掲載されました。
⇒http://www.titech.ac.jp/about/introduction/faculty_profyoshizawa.html
吉沢研究室
高安研究室
7月26日の朝,G3棟脇(駐車場脇とも言う)のごみ集積場の下に子猫3匹と親猫を見かけました。たぶん,イギリスでジョージ王子が生まれたのとほぼ時を同じくして生まれたのではないかと思います。数日してから様子を見に行きましたが,親子ともども姿がありませんでした。この暑さの中,親子でどこかで幸せに暮らしていることを願っています。
ごめんなさい。場つなぎのブログです。総合理工事務グループ
「あっちへ行け」って言われている気がしました。
評議員の堀田です。
時々,キャンパス内で年配の方の集団を見かけます。キャンパスツアーのようです。といっても,学生によるキャンパスツアーとは違って,J2棟の20階から周辺を眺め,キャンパス内を探索し,すずかけ台の自然を楽しんでいるようです。これに倣ったわけではありませんが,日頃の運動不足解消のため,先日,東工大退職者など同年配の仲間と総勢6人で,鎌倉駅に集合し,天園ハイキングコースから大仏ハイキングコースにかけて歩いてきました。出不精の私ですが,だからこそ,他に特別な事情がない限り,お誘いを受けたらできるだけ断らないようにしようと思っています。既に梅雨入りし,前日までは雨も予想されていたのですが,当日は急に天候が回復し,曇天と晴天の中間ぐらいの感じで,暑い一日となりました。
✿建長寺と相模湾✿
鎌倉駅から段葛を通って,鶴ヶ丘八幡宮の手前で右折,頼朝の墓や鎌倉宮などに寄り道して天園ハイキングコース方面に向かいました。コース横の崖には「やぐら」もあります。鎌倉十王岩では若宮王子,反対側にはランドマークタワーを眺め,勝上けん展望台からは建長寺の伽藍を見下ろし,明月院(あじさい寺)の門前は賑わっていましたがこれを横目に通過,途中の昼食を挟んで長谷の大仏まで,世間話やどうでも良い蘊蓄を語りながら,参加者の意外な一面を知ることができた約6時間でした。その後の2日ばかりは足の筋肉の痛みに悩まされましたが,適度な疲労感も含めて有意義なハイキングでした。
✿梅雨にはあじさいが似合います✿
最近,講義の一環で,ある会社の工場見学を計画しました。学生への案内はこれまでと同じにしましたが,参加者数は例年の半分でした。工場見学の機会は学生の間ぐらいしかありませんよ,と呼びかけたのですが,授業の単位には関係がなく,就職希望先でもない,となると見学しても仕様がないということでしょうか。非常勤講師をお願いしているある大学の先生にこの話をしましたら,その大学でも,単位にならない行事には参加者がほとんどいないが,単位が貰えるとなると参加しなくても良い学生まで参加してくる,ということを仰っていました。見学が今すぐ役立つとは限りません。でも,機会を捉えて色々なことを見聞きしたこと,仲間と共に行動したことがボデーブローのように効いて,いつか役立つかもしれません。将来の自分への投資だと言えば,学生の皆さんにも分かって貰えるのでしょうか。
現在,大学では教育改革が議論されています。学生の学問・研究への興味を如何に引き出し,卒業・修了時の学生の能力保障を如何に担保するか,そのためにはどのようなカリキュラム構成とし,如何にして体系的な履修をさせるか,が大きな検討項目の一つです。もちろん,学生の皆さんにとっては,卒業・修了が終点ではありません。その先まで考えたとき,目先に囚われず,将来の自分への投資として,種々の行事などにも積極的に参加してみませんか。
一見無駄に見えて結果として無駄ではないこと,あるいは無駄(遊び)が重要なことも世の中には結構あります。先日もある懇談会の席で,頭が良く目先の利く学生より,(失礼ですが)学力は少々落ちるかもしれないけれど,種々経験し(回り道をし),他人とのつきあいなどを通じて見所のあった学生が結局は社会で活躍している,という話がありました。
サントリー創始者の鳥井信治郎氏の「やってみなはれ」ではないですが,「機会があったら,誘われたら,ともかく参加してみなはれ」。
研究科長の内川です
世の中で何かが起こった時に、自分がそれに対して何を思い、どういう仕方で考えを巡らせるか、そういった自分の思考法はいったい何が基になっていて、どこから来ているのだろうか、と考えることはありませんか?
人がどう思考するかはその人の性格で決まると言ってしまえば、確かにそうですが、それならばその人の性格はどのように決まるのでしょうか?DNAが半分で、育った環境が半分、と良くいわれます。自分のDNAや環境は両親に与えられたもの、その両親のDNAと環境はそのまた親から来たもの、その親のまた親の、と考えて行くと、結局、今の自分の考え方は決して自分だけのものではなく、そこには自分の国の過去の長い歴史が反映しています。自分の国のこれまでの文化の変遷が今の自分を作ったことになり、今の自分を知りたければ、どうしても国の歴史や文化を知ることが必要になります。
異文化を比較する研究で、何百人もからデータを取ると文化間の差がなかなか出てこないという話を聞きます。国や地域による文化の差は明らかなように見えますが、その差よりも個人間の差の方が大きいということらしいです。しかし、ひょっとすると文化というものは、本質は世界中でそうは違わないのかもしれません。私たち人間の思考法は意外と地域や時代に関わらず皆同じかも知れません。逆に、そういう見方で世界を見ると納得できる点も多いのではないでしょうか。
グローバルな人になるためには、外国へ行くことが一番良いと言われます。これは、外国に行って異なった歴史や習慣、そこで生活する人々を知ること、つまり、文化の違いを知ることが必要だということなのでしょう。しかし、世界の国や地域が本質では皆同じならば、異文化体験とは、“違い”を知ることではなく、“同じ”を発見することであり、外から自分の国を見て、自分の国も世界と同じだと実感することなのではないでしょうか。人がグローバルな考えを持つということは、実は自分の国をもっともっと深く知り、自分自身もっと良く知るということではないでしょうか。
最近、米国の二つの大学での卒業式に出席する機会がありました。二つの大学とも、東工大の卒業式と全く異なっているので大変驚きました。米国の大学の卒業式はある種の“お祭り”で、家族や親戚、知人が一緒になって盛大に卒業生を祝福します。
この写真のミシガン州立大学の卒業式では、バスケットボールの大きなスタジアムが会場として使われ、卒業生全員一人一人の名前が読み上げられ、一人一人が壇上で学長と握手をし、そして写真を撮られる一連の様子を、家族や親戚の人々は観客席から眺めます。学生も家族も大きな声を上げて祝福します。
一方、コロンビア大学の卒業式はキャンパス内の広い中庭で行われ、卒業生は学科毎に分かれて座り、自分たちの学科の紹介の時には精一杯声を張り上げます。家族や親戚はこの様子を後方から、あるいは大きなスクリーンで眺め喜びを分かち合います。
コロンビア大はニューヨークの街中にありますので、この日はその一角全体がコロンビア大生で埋め尽くされ、通りがかる人が“おめでとう”と声をかけてくれます。
日本の卒業式は“式典”であり、厳粛な雰囲気で挙行されます。出席者が声を上げることは滅多にありませんし、席を立ったりもしません。全員が姿勢を正しくして座っています。他の国はどうなのでしょうか?それぞれの国の特徴が現れていることでしょう。
このように、大学の卒業式ですら、その形は文化や習慣によって大きく違います。しかし、その本質、つまり、家族、先生、友人が卒業生を皆で祝うという意味はどこの国でも同じと感じました。
今回、米国の二つの大学の卒業式に出席して、世界の国の文化の“違い”を感じると当時に、“同じ”も発見しました。また、今まで当たり前に思っていた卒業式というものの形について、日本ではなぜこうなのか、どうしてこうなったのかなど、改めて、考えさせられました。
5月17日(金)、18日(土)にすずかけ台キャンパスにて、総合理工学研究科のオープンキャンパスを実施しました。
研究科の11専攻がそれぞれ、専攻説明会、ポスター展示や研究室公開を行いました。当日は遠方からも入学希望の学生さんに参加いただきました。実際に研究室を見学いただき、教員や在学生との交流を通じて、研究室の雰囲気を感じていただけたと思います。
18日(土)、19日(日)は大学祭である「すずかけ祭」が同時開催されました。研究室公開、管弦楽団や音楽サークルによるコンサート、講演会などがありました。総合理工学研究科でも研究室公開を行いました。餃子や、たこ焼きなどの模擬店で参加の研究室もありました。地域のお子さんには、研究室見学やスタンプラリーが人気でした。
総合理工学研究科では、オープンキャンパス以外にも専攻説明会を実施しています。
詳細は研究科HP、および各専攻HPを参照ください。